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無情の夜

髪を掴まれ、君は容赦なく床を引きずり回されている。
もちろん反抗することなど許されないから、君はされるがままだ。

「申し訳ございません申し訳ございません申し訳ございません」

君は全裸のまま股間を剥き出しにして引きずられながら、謝罪の言葉を続ける。
君の首には革製の首輪が巻かれ、リードが床に伸びている。
女性は、どれだけ君が謝っても、全く力を緩めることなく引っ張り回し続け、四つん這いで必死にその動きについてくる君の尻や太腿の裏側を固いブーツの甲で容赦なく蹴り飛ばす。
彼女の手にはケインが握られていて、その先端がピシッピシッと君の尻や背中に炸裂する。
君の背中や尻の皮膚は瞬く間に赤く染まり、破れ、ミミズ腫れのようになって鮮血すら滲む。
君は息も絶え絶えに床に這いつくばりながら、それでもなお「申し訳ございません、どうかお許しくださいお許しくださいお許しください」と額をコンクリートの床に擦り付ける。

君はいつしか泣いている。
涙が止まらない。
しかしマゾの君のペニスは猛々しく勃起している。
女性は君の髪から手を離すと、四つん這いになっている君の背後に回り、開き気味の足の間、その股間を勢いよく蹴り上げた。
ブーツの甲が君の玉袋と竿を的確に捉え、君は反射的に飛び跳ねる。

「うぎゃああああ」

女性は君の尻をブーツの底で蹴り飛ばした。
君は前方へつんのめるように転がる。
女性が、君の首輪に繋がるリードを拾い上げ、短く持った。
そして力任せにぐいっと君を後ろへ引っ張り、君は、今度はそのまま背中から床へ仰向けに転がる。
女性は天井を向いた君の顔をブーツの底で踏み、唾を吐き捨て、その濡れた頬を、まるで煙草を地面で踏み消すように爪先でぐりぐりと圧した。

「申ひわへござひまへん申ひわへござひまへん申ひわへござひまへん」
必死に君は言うが、口の周辺を踏みつけられているため、まともに発音できない。
しかもそんな風にひたすら謝罪の言葉を述べているものの、実際には、満身創痍の君はもう何も考えられていない。
視界は涙で霞み、全身に痛みがある。
背中や尻には蹴りやケインによる様々な種類の痛みが混合されて癒えることなく、膝や掌や肘はコンクリートの床で擦れて皮膚が破れてしまっている。

女性が君の顔から足を降ろした。
その瞬間を利用して、君はなんとか起き上がると、そのまま土下座をして背中を小さく丸め、額を床につけた。
「本当に申し訳ございません!」
君は精一杯の誠意を示すように声を張り上げて謝罪の言葉を述べた。
その後頭部を女性はリードを持ったまま踏む。
ブーツの底による圧力の痛みと、コンクリートに擦れる額の皮膚の痛みが、同時に君を貫く。
君はまるで呪文かお題目のように「申し訳ございません申し訳ございません申し訳ございませんお許しくださいお許しくださいお許しください」と震えながら言い続ける。
肘を閉じ、両手を八の字にして床に置き、その手の間に額をつけながら体全体を小さく丸めて無抵抗と恭順を態度で示すが、女性は何も言わない。
ただリードを引っ張り上げつつも君の頭をブーツで踏み、君は相反する力を同時に加えられながら、何もできない。
女性が、丸めた君の背中に何度もケインを鋭く振り下ろす。

恐怖心が君のすべてを支配している。
それでも君の勃起が萎えることはない。

「立て、ほら」
女性が君の後頭部から足を降ろし、リードを上方へ引っ張った。
「はい」
君は慌てて頭を起こし、よろよろと立ち上がった。
女性はリードを手にくるくると丸めて短く持ち、君の体ごとぐっと持ち上げた。
至近距離で向かい合って立つと、背が高く圧倒的な体格の女性の顔は、君より頭ひとつ分くらい上になり、鋭く無慈悲な視線が注がれて、君の緊張と恐怖は極限に達する。
口が渇き、君は唾を飲み込んだり唇をしきりに舐めたりする。
恐ろしくて女性の目を見ることができない。
一瞬だけちらりと見ることはできても、次の瞬間には恐怖のあまり視線を外してしまう。
女性はケインを手放すと、オドオドしている君の頬を情け容赦なくビンタした。
数発連続して張る。
すると、見る間に君の不細工な顔は、その頬が両側とも真っ赤に染まった。
君は目を閉じ、歯を食いしばってそのビンタの雨に堪える。

ビンタを終えると、女性は口の中に溜めた大量の唾を君の顔面に吐き捨て、そのままリードを引っ張って君を部屋の中央まで連行した。
そこには、天井に滑車があり、鎖が垂れ下がっている。
女性は、麻縄を使って君を縛りはじめた。
君の両手を背中に回させて固定し、その手首の拘束に鎖の先端のフックを取り付けた。
更に、君の右足だけ、膝で吊るように縄をかけ、別の鎖のフックに引っ掛けた。
そして作業を終えると、女性はガラガラと鎖を繰った。
君は後ろ手に縛られたまま上空へと引っ張り上げられ、右足だけが完全に宙に浮いた。
左足はかろうじて爪先が床に届いている。

不安定な体勢だ。
勃起したペニスが卑猥に剥き出しになっている。

女性は君から少し離れて距離を取ると、壁際の床に置いてあった長い鞭を持った。
そして自由奔放に、容赦なく君を鞭で打ちはじめた。

「うぎゃあああああ」

君は鞭で打たれる度に、反射的に体をよじった。
すると手首や膝の縄が擦れて皮膚が破れ、別の種類の痛みが君を襲う。

止むことのない鞭の雨によって、君の体にはその痕がくっきりと刻まれていく。
女性は人間以外の下等な生物を見下ろすような目で君を見つめながら、無言のまま鞭をふるう。
女性の目には、何の感情も滲んでいない。
怒りも憎しみもないが、愛情も憐憫もない。
それでもあえて無理にでも何か感情のかけらを探すなら、侮蔑が微弱な光を宿しているかもしれない。

君はもうまともに呼吸することすら難しい。
完全に息があがってしまっていて、痛みだけが全身を覆っているが、それがもう何によるどんな種類の痛みなのか、自分でもよく理解できていない。
蹴られ続けた痛みか、鞭の痛みか、縄やコンクリートの床で擦れた皮膚の痛みか、何もわからない。
しかし、それなのに君のペニスは限界まで反り返っていて、まるでその部分だけが別の意思を持つ独立した特殊な生物のようだった。

鞭が縦横無尽に空気を切り裂いて君を打ち据え続ける。
恥も外聞もなく子供のように泣きじゃくる君の絶叫が室内に響き渡る。

「もっと泣き喚け、豚!」

女性は吐き捨て、鞭を炸裂させる。
やがて猛々しくそそり立つ君のペニスが鞭の直撃を受けて、その亀頭から血が迸った。

無情の夜はまだ終わらない。

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