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可憐な蕾

部屋には奇妙で濡れた真綿のように重い沈黙が落ちていて、君は大きなダブルベッドの隅の方で身を固くしながら正座し、ぎゅっと唇を噛んで視線を落としている。
君は既に全裸で、ペニスは勃起していてまだ萎える気配はないが、室内に漂う微妙な空気感に、何もできない。

「ったく、ふざけてんじゃねぇぞ」

ヘッドボードに枕を立てかけ、そこに背中を預けながら、裸の女の子が体を投げ出している。
女の子は足を開いてその膝を立てているので、股間の茂みやその奥の亀裂が丸見えになっていて、むろん君はその部分を見つめたかったが、刺のある口調と機嫌の悪さのため、君は顔を上げて見つめることができない。

「おめえなあ、童貞のくせにセックスしたいなんて生意気だろ、セックスどころかおまえみたいなカスがマンコ舐めるとかだけでもありえねえし。だいたい童貞なら童貞って最初に言えよ、こっちは童貞の相手をしている暇なんかねえんだよ、あん?」

女の子が脚を伸ばし、君の体を蹴った。
君は体をよろけさせたが、すぐに立て直し、俯いたまま「すみません……」と小声で言って唇を噛む。

つい数分前まで、彼女の機嫌は悪くなかった。
しかし君が彼女の体にぎごちなく抱きつき、耳元で「ぼ、ぼく童貞なんです……しかも変態のマゾなんですが、どうか筆下しをお願いします、何でもしますからご命令ください、どうかどうかセックスの仕方を教えてください」と言った途端、彼女の態度が豹変した。
告白の直後、彼女はそれまでの愛想の良さをさっと消し、覆い被さっている君の体を押し上げるようにしてどかし、そのまま蹴っ飛ばした。
元々ぞんざいでガサツな態度が彼女の本性なのだろう。
しかしそのキツい性格自体は、マゾの君にとって嫌ではなく寧ろ好みといえたし、こういう年下だが経験豊富で態度の悪い女の子に筆下しをしてもらうことは君にとって夢で、その夢の中の相手はいつも、君がそういう告白をすると都合良くけらけらと笑いながら「しょうがねえなあ、じゃあとりあえずマンコ舐めろよ」などとリードし始めてくれるのだが、現実は身勝手な夢想と違って厳しかった。
蹴られた君は後方へ転がり、何をどうしたらいいのかわからず激しく混乱し、とりあえずベッドの端で正座した。
そしてフリーズしたのだった。

「童貞の変態マゾの筆下ろしなんてキモいし、そもそもそんなヤツがセックスしようなんて、そう望むこと自体、生意気だろ、変態マゾの童貞なら変態マゾの童貞らしくひとりで自分の部屋でひたすらシコシコしてろよ、どうせ毎日毎日飽きもせずにそのショボいチンポをシコってんだろ」

女の子は煙草に火を点け、煙をわざと君に向けて勢い良く吐き出して言った。
君はその煙を浴びながら「すみません……」と体を強張らせた。

「あのなあ」
女の子が勢いをつけて脚を伸ばし、また君の胸元を蹴った。
「毎日シコってんだろ? と訊いてるのにその答えが『すいません』って、おまえアホか、会話になってねえだろ」
「あ、すいません」
君は土下座の姿勢に戻ってから慌てて言い、こたえた。
「はい、毎日シコってます」

女の子の浅黒い肌は充分に張りがあって美しい。
バストも巨大というほどではないが適度なボリュームがあり、体全体の肉付きもよく、先ほどほんの数秒だけ抱きついたときの肉感は夢のようだった。
柔らかくて暖かくて、甘い香水の匂いがした。
今も、しどけなく投げ出されている脚の量感が素晴らしかった。
細くもなく太くもなく、とはいえ、どちらかというと太めだが、その肉感的なラインをちらりと見ると、掌を這わせ頬をすりすりと寄せたくなってくる。
しかしもちろんそんなことは許されないし、じっと凝視などしたらまた叱責を受けるに決まっているから、君は悶々としながらも両手を太腿の上に置いて背筋を伸ばしながら、視線をベッドの上のシーツに意味もなく落としていた。

まるで君を挑発するように、女の子は大きく脚を開いて膝を立てると、股間に茂る陰毛を指先で撫で、人差し指と中指で逆V字を作りながら、亀裂をそっと広げた。

「ここ、舐めたいのか?」
煙草を唇の端に咥えたまま侮蔑の嘲笑を君に注いで女の子が訊く。
君は食い入るようにその部分をじっと見つめながら何度も首を縦に振ってこたえる。
「はい、舐めさせていただきたいです」
すると女の子はフンと鼻で笑って指を亀裂から離し、開いた股間も閉じてしまった。
「馬鹿、おまえなんかが舐めれるわけねえだろ」
女の子はケラケラと軽く笑って煙草を消した。
そしておもむろに枕を抱えるようにしてうつ伏せになった。
豊かな尻の双丘がシーツの海に浮かび上がる。
君は生唾を飲み込んで尻を見つめる。
女の子が、君の方を見ようともせず、枕に頬を埋めて広い窓を眺めながら、大きな欠伸をして、言う。
「マンコは絶対無理だけどケツの穴なら舐めさせてやってもいいぞ、おまえなんかウンコの穴で充分っつうか、舐めるか?」
けだるげに君を振り返ってそう訊く彼女に、君は即答した。
「はい、舐めさせていただきたいです」
「だけど、ケツの穴以外は絶対に舐めるなよ、もしもマンコにちょっとでも舌が触れたら、おめえマジで刺すぞ」
冷徹な目で君を見据えながら女の子が釘を刺す。
「はい、絶対にお尻の穴以外は舐めません。誓います」
「脚とか尻とか体にも絶対に触るな、おまえはケツの穴を舐めるだけ、つうかおまえなんかケツの穴でも贅沢なくらいなんだから、いいな?」
「はい、ありがたいです」

君が勢い込んでそうこたえると、女の子はうつ伏せで脚を大きくV字に開いた。
茂みに隠れる秘裂がピンク色の襞を見せ、豊かな双丘の谷間に、きゅっと締まった蕾が出現した。

「失礼いたします」

君は女の子の脚の間に正座したままずりずりと進み出ると、両手をベッドにつき、顔を尻の谷間に近づけていった。
そして鼻の先で尻の肉を広げて蕾に唇をつけ、尖らせた舌先でゆっくりと丹念にその皺の一本一本まで丁寧に辿って周囲を舐めて解していく。
ほんとうなら大胆に尻の肉を両手で掴んで一杯に広げたうえで吸いたかったが、体には触るなと厳命されている以上、それはできなかった。
アヌスのすぐ近くには当然秘裂があって、その間近で見る膣は生々しくまるで牡蠣のように魅惑的で、むしゃぶりつくしたかったが、それも決して許されることではなかったから、君は尻の穴に集中した。

君は体勢の不自由さに堪えながら、固い蕾をひたすら入念に舐め続ける。
すると、だんだん尻の穴の周囲の筋が緩んできた。
頃合いを見計らって君は慎重に蕾の奥へ舌先を挿入した。
そしてゆっくりとその舌をピストンさせ、蕾全体に口を付けてちゅちゅと音を立てて吸い上げる。
僅かな苦みが君の舌先を刺激し、仄かに立ち上る微香が君の嗅覚を翻弄する。
もう君の五感はその蕾のみに向けられていて、君はその意識を先鋭化させながら、一心不乱に貪っていく。
君は舌を根元まで穴の奥深くへ差し入れ、その位置のまま激しく舌を律動させ、ゆっくりと引き抜く。
そしてまたぐいっと押し込み、ドリルのように舌を回転させながら、狭い壁を満遍なく擦る。
既に君の脳裏のスクリーンは女の子の可憐な蕾だけで占められている。
やがて女の子が、とくに何も感じていない様子で、枕を抱えたまま、平坦な口調で命じる。

「もしも出したかったら」
女の子はうつ伏せのまま新しい煙草に火を点けて面倒くさそうに言う。
「とりあえずケツの穴舐めながら、ひとりでシコって勝手に出しとけ」
「はい! ありがとうございます!」
君はいったん蕾から唇を離してそうこたえた後、左手だけで体を支えつつ右手でペニスを握り、再び顔面から突っ伏すようにして女の子のアヌスに吸い付くと、舌を差し込み、頭を振るようにして盛んにピストンしながら、その体勢のまま猛然と勃起をしごいた。

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