BABY M

「おっぱいを吸わせてください!」
床に跪き、汚れたパンティを、クロッチの部分で顔面を塞ぐように被っている全裸の君は、ペニスを勃起させながら背筋をピンと伸ばし、目の前の椅子に脚を組んで座っている女性にそう懇願した。
女性は今、スカートは穿いているが、シャツは着ておらず、上半身はブラジャーだけだ。
スカートの中のパンティは、君の顔を覆っている。
必死に哀願している君の両手は、軽く拳を握り、揃えた膝に置かれている。
その眼は切実過ぎる故に潤んでさえいる。
女性はそんな君を見下ろして、あからさまにせせら笑った。
それでも、呆れたように肩をすくめてみせた後、人差し指を立てて、くいっくいっとその指を曲げて君を近くに呼び寄せた。
そして君を挑発するようにゆっくりと思わせぶりにブラジャーを取った。
たわわな乳房が現れて、君は見蕩れる。
豊満な胸は柔らかそうで、ピンク色の乳首がつんと上向いているーー。

今夜の君は、特に悶々としていた。
君は紛れもなく変態マゾだが、時々、分不相応にも、女体に憧れてしまうのだ。
かといって、基本的にマゾであることは間違いないから、抱きたいとか抱かれたいとか、生意気なことは考えない。
君が女性とセックスをするなんて、とんでもない。
性器を挿入するなんて、おこがましいにもほどがある。
だから君が願うのは、せいぜい「おっぱいを吸いたい」とか「尻の穴やマンコを舐めたい」とか、その程度だ。
そしてその際、できれば赤ちゃんになりたい、と君は願う。
つまり赤ちゃんプレイに興じたくなるのだ。
むろんそれだけでも十分に自らの立場というものを弁えていない希望だが、一応は性的不能者ではないオスである以上、多少は仕方ない。
心密かにそう思うくらいは流石に自由だろう。
どのみち君が女体にありつけることはない。
しかし、ふつうに女の子と肌を合わせることすら無謀な願いである君に、赤ちゃんプレイはあまりにハードルが高過ぎだった。
普段、異性とは全く縁のない、醜い変態マゾである君にとって女性の体というのは代金を支払ってはじめて触れられるものだ。
そのことだけを捉えれば、絶対に商売女としか寝ないデューク東郷と同じだが、その本質は全く違う。
デューク東郷は彼が自分で望みさえすれば、べつに商売女以外とでも簡単に寝られるだろうが、君の場合は、金銭を介さなければ女性は得られない。
君が女体に触れられるのは、否もっとはっきりといえば、君が女性という存在と関係が持てるのは、常に支払った代金分の時間単位だ。
もちろん、そのような関係性の相手だから、名前や素性はわからない。
君が知ることの出来るのは、源氏名だけだ。
仮にメアドを教えてもらえても、それは営業用のフリーメールに過ぎない。

今夜の君は、あまりに悶々とし過ぎていたため、いったんは帰宅していたが、もうどうにも我慢が出来なくなって、再び自宅を出た。
そしてホテルに入り、Mプレイにも対応しているデリヘルから女性を呼んだ。
SMクラブでも良かったが、デリヘルのほうが今夜の気分には合っている気がしたのだ。
やがて女性が到着し、Mプレイを所望していた君は、すぐに女性の足許で全裸でフローリングの床に跪き、怖ず怖ずと切り出した。
「実は赤ちゃん願望があるんですけど……」
勇気を振り絞ってそう告白すると、女性は「マゾのくせに、偉そうに」と笑った後、訊いた。
「赤ちゃんになって何がしたいの?」
「えっと……」
君は俯いてもじもじしながら、それでも意を決し、恐る恐る顔を上げて言った。
「おっぱいが吸いたいです!」
「あはははは、ボクちゃんはおっぱいが吸いたいんでちゅか?」
女性は赤ちゃん言葉でバカにしたように言い、笑った。

ひとしきり笑った女性は、ソファに座ったままストッキングを脚から引き抜くと、傍らに放り捨てた。
続いて、スカート中でするするとパンティを脱ぐと、「おまえの醜い顔を隠しましょうねえ」と言いながら、そのパンティを足許で正座している君の顔に被せた。
それから脚を投げ出し、命令した。
「足をマッサージして」
「はい! 失礼致します」
君は与えられた足を持ち、まずは足の裏を一所懸命、丁寧に揉み始めた。
赤いペディキュアが塗られた白く可憐な足の指を物欲しげに凝視しながら、顔のすぐ前まで持ち上げて揉んでいると、ただでさえ勃起していたペニスは完全に屹立した。
たまらなくその足の指を舐めたかったが、女性からその許可は出ていないから、君は足の裏を解してから、マッサージを脹ら脛、そして太腿へと上昇させていった。

やがて女性は、もういいわ、と言い、君を後方へ押しやった。
そして命じた。
「冷蔵庫のところからグラスをひとつ持っていらっしゃい」
「はい」
君は立ち上がり、そそくさと小走りで冷蔵庫まで行き、その上に載っていた大きめのグラスをひとつ持つと、再び女性の足許に戻って正座をし、それを差し出した。
「どうぞ」
女性はとくに礼も述べずそのまま受け取ると、立ち上がり、スカートをたくし上げて足を開き気味にした。
そしてグラスを自らの股間に入れると、その中へ放尿を始めた。
いきなり強いアンモニア臭が立ちこめた。
君は手を届けば届きそうな距離にある女性の股間の茂みやおしっこの軌跡、そしてグラスの中に溜まっていく黄金色の液体に見蕩れていた。
じきに放尿の勢いが弱まり、止まった。
女性はティッシュを引き抜いて適当に股間を拭くと、それを床に捨ててから、グラスを君に突きつけた。
グラスの中には、おしっこがほぼ満杯まで溜まっている。
女性が、君を見つめながら、言った。
「これを一滴残さず一気に全部飲み干せたら、ご褒美に赤ちゃん扱いしておっぱいを吸わせてあげるわ」
「本当でございますか?」
君は爛々と眼を輝かせた。
「本当よ」
女性は苦笑しながら言い、付け足した。
「でも、見てごらん? この色……かなり濃厚よ、飲める?」
「大丈夫でございます!」
確かにグラスの中のおしっこはビールよりも濃い色をしていて、見るからにストロングな印象だった。
しかし君にとっては、「飲む」という選択肢しか存在しなかったから、迷いはなかった。
「じゃあ、どうぞ」
「ありがとうごさいます」
女性が差し出したグラスを君は受け取った。
君はとりあえず、おしっこを飲むために、顔を覆うパンティを口許が露出するよう顎の下のゴムを外し鼻の上辺りまで捲った。
そして口許にグラスを持っていった。
すると強いアンモニア臭が鼻孔を突き抜けた。
おしっこの表面には自分の醜い顔が映って揺らめいていた。
「いただきます!」
君はそう言うなり、おしっこを呷った。
温かい液体が口の中を充たし、ごくりと飲み下す。
すると液体は喉を通過し食道を滑り落ちていったが、喉を通過する際、そのアンモニア臭と苦みを拒否して押し返してくる感じがあった。
しかし君はそれでもぐいぐいと飲んだ。
何度も咽せて吐き出しそうになったが、その都度ぐっと堪えた。
女性はそんな君の様子を眺めながら、嘲るように笑い、言った。
「必死過ぎ、でも、すごい、よくこんなもの一気に飲めるわね」
君は結局、一度も休むことなくグラスの中のおしっこをすべて飲み干した。
「ほんとに全部飲んだ」
空になったグラスを見て女性が呆れたように言った。
「とてもおいしかったです、ごちそうさまでございました」
君がそう礼を述べてグラスを床に置き、頭を下げると、女性は、約束したから仕方ないわね、と言いながらシャツのボタンをゆっくりと外し始めた。

ーー女性はソファに膝を揃えて座ったまま、その自分の膝をぽんぽんと叩いて君に乗るように命じた。
「失礼致します」
君は言い、女性の太腿に背中を載せるようにして上向きで体を横たえた。
長い髪が顔にかかり、その香りにうっとりとなる。
それから腰を捻り、女性の腋の下から背中へと手を回す。
掌に触れた女性の腋は僅かに汗で湿っていて、君はまずドサクサに紛れながらその腋に鼻先を押し込んだ。
そして強く女性の体にしがみつき、腋の下をちろりと舐めてから、そのまま舌を尖らせつつ唇を乳房に這わせてその膨らみの頂点へと移動し、乳首に辿り着くと、おっぱいにむしゃぶりついた。
舌先で乳首を転がし、唇を窄めて乳輪ごと強く吸う。
女性が左手で君の体を抱えつつ、右手で勃起しているペニスを握り、ゆっくりと擦る。
君はその快感に腰をひくつかせながら、いっそう強く乳房の柔らかさに顔を埋める。
「ばぶばぶ」
いい歳をして、そんなことを言いながら、君は今や吸盤と化した唇で乳輪被いつつ夢中で乳首に吸い付いた。

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カテゴリー:金の鎖、銀の鞭
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