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キスの行方

全裸で床に跪いている君の目の前に、黒いブーツの脚が投げ出された。
椅子に座るボンデージ姿の女王様が、おもむろに突きつけたのだ。
黒い革のロングブーツは、艶やかに光っている。
君は思わず腰を浮かし、物欲しげな眼差しでそのブーツを凝視した後、探るような卑屈な眼で女王様を見上げ、言った。

「ブーツに触らせていただいてもよろしいでしょうか?」

すると女王様は答える代わりにブーツの脚を更に突き出し、その爪先で君の顎を持ち上げた。

「好きにすれば?」
「ありがとうございます!」

君は歓喜し、女王様のブーツを両手で掲げ持った。
そして脹ら脛の辺りを丁寧に左手で支え、右手の掌で何度もブーツの表面を撫でた。
膝下から爪先まで、革の表面を何度も往復する。
そのしっとりとした手触りに君はうっとりとなる。

「そんなに好きなら舐めれば?」
女王様が呆れたように言い、君は眼を輝かせた。
「ありがとうございます! 失礼します!」
君はいっそう腰を浮かし、ブーツの爪先にキスをした。
それから、甲をゆっくりと舐め、側面へと舌を滑らせる。
そして踵へと向かうが、姿勢が窮屈になったため、女王様の足をぐいっと持ち上げて若干横へ倒す。
と、すかさず女王様から叱責が飛ぶ。
「自分で動く!」
そして手に持った短いケインで女王様は君の臀部を打つ。
「申し訳ございません!」
君は即座に謝罪し、女王様の足の位置はそのままで、自分の体をその下に潜り込ませて必死に舌を伸ばす。
踵を舐め、尖ったヒール部分をしゃぶった後、ブーツの表面を頬擦りしながら上昇し、膝のすぐ下まで到達すると、生足とブーツの隙間に鼻先を突っ込んで匂いを嗅ぐ。

「いい加減にしろ」
女王様は冷淡にそう言うと、さっさと足を引き、床に置いてある細い紐を手に取った。
その紐は直径がかなり細く、凧紐のようだ。
女王様はその紐を持ち、君に命じた。

「立て」
「はい」
君は返答し、立ち上がった。
「手は横」
「はい」
君は言われた通りに、手をぴたりと体の横に伸ばした。
「チンポ突き出して」
「はい」
君はぐいっと腰を前に突き出した。
破廉恥に勃起したペニスが女王様の顔のすぐ前に晒される。
そのことに君の興奮はいっそう高まり、ペニスが限界まで反り返る。
しかし仮性包茎のため、亀頭は半分ほどまだ隠れている。
女王様は、フン、と鼻で嗤って無造作にペニスを摘むと、皮を剥いた。
そしてかりくびの下の部分に凧紐を巻き付け、結ぶと、くいっくいっと引っ張って抜けないことを確認した後、自らも立ち上がった。

そのまま女王様は部屋の中を、君のペニスを括った紐を引っ張って歩いた。
君は女王様にペニスを紐で引っ張られながら、その後ろをひょこひょこと歩いた。
その姿は、たとえば首輪を装着してリードを引かれて歩くより、滑稽で無様だった。
ペニスは、男が男であることを証明する器官だ。
それを屈辱的に支配されている。
その姿は、まさに変態マゾである君にふさわしい、醜く美しい姿だった。

部屋の隅に、木製の小さな台があった。
高さは膝丈ほどで、ちょうど風呂場で使う椅子くらいの大きさの台だった。
「その台を持ちなさい」
女王様が言い、「はい」と君はそれを持った。
そして再び椅子の前へ戻ると、「そこへ置いて」と女王様は命じた。
「はい」
君が台を床に置くと、女王様は更に命じた。
「膝で立って、台にチンポを載せなさい」
「はい」
君は素直に従った。
命じられた通りに床に膝をついて腰を浮かせ、ペニスを台に乗せた。
台の高さはちょうど良い案配で、床とほぼ水平に君のペニスは台の上に置かれた。
女王様は紐を持ったまま、その陰茎を、いきなり踏んだ。
爪先で、まるで地面に落としたタバコの火を踏んで消すみたいに、君のペニスを圧する。
「うぎゃあああ」
君はたまらず絶叫し、背中を反らせた。
すかさず女王様はペニスを踏んだまま君の髪を鷲掴みし、そのまま睨むように君を見下ろした。
そして続けざまにビンタを浴びせ、顔に唾を吐く。
ひとしきりそうしてから、ようやく君の髪を離し、ペニスから足をどけた。

再び女王様は椅子に座って優雅に脚を組んだ。
そしてまた君にブーツの脚を無言のまま突き出す。
君は「失礼します」と言ってブーツを掲げ持ち、その脚に抱きつき、縋りつき、うっとりと陶酔するように頬擦りする。
そうしているうちに淫らに昂ってしまった君は更に、盛りのついた犬のようにその脚を抱き込むと、ブーツの表面にペニスを擦り付けて腰を振り始めた。
亀頭の下に巻かれた紐が外れて床に落ちる。

「汚いものを擦り付けるな!」
女王様が勢いよく君を蹴った。
「調子に乗るな、豚!」
君は派手に蹴り飛ばされ、後方に転がった。
すぐに体勢を立て直し、君は必死に謝罪する。
「申し訳ございません! 申し訳ございません!」
君は土下座し、床に額を擦り付けてひれ伏す。
その頭を女王様は無遠慮に踏んだ。

「身の程をわきまえろ、豚の分際で」
「申し訳ございません」

君は怯えながら体を小さく丸め、震えながら許しを請う。
しかし女王様は許すとも許さないとも言わず、後頭部を踏み続け、やがて漸くその足をどけると、君の顎の下に爪先を差し入れ、そのまま持ち上げた。
君はされるがままといった感じで顔を上げた。
そしてオドオドとした眼で女王様を見つめる。
女王様はそんな君を醒めた侮蔑の眼で見下ろした後、言った。

「おまえの舌とチンポで汚れたこのブーツを脱がせろ」
「は、はい」
君は左手でブーツを支え持ち、右手でサイドのジッパーを下ろす。
そのとき、少し手間取ってしまって、スムーズにジッパーが滑らず、君は戸惑った。
焦りで汗が噴き出す。

「グズグズするな、豚。足が疲れるだろ」
女王様は空いている左足で君の頬を蹴るように踏んだ。
「申し訳ございません」
ブーツの爪先で圧せられ無様に顔を歪ませながら君は謝罪した。

咎められたことでいっそう焦ってしまったが、じきに君はどうにかジッパーを踝まで下ろすことができた。
そしてそっとブーツを脚から抜き取った。
すると、おもむろに白い足が出現した。
すべての爪に黒いペディキュアが塗られている。
その生足の出現に、君は生唾を飲み込んだ。
匂い立つ香気、目の前に突きつけられる足に、君は痴呆のように陶然となる。

「しゃぶりながら自分で擦って勝手に出せ」
女王様が命じた。
「ありがとうございます!」
君は礼を述べると、狂ったように足にむしゃぶりついた。
そして、左手で足を支え、右手で自らの熱く滾るペニスを握り、激しく擦る。
おぞましい姿だ。
君は陶酔した表情で足の指を一本ずつ丁寧に口いっぱいに含みしゃぶりながら、猛然とペニスをしごき続ける。
女性のまろやかな足の皮膚がふやけそうなほど君は狂ったように執拗に舐めて、半眼になりつつその芳香と味覚に酔いしれる。
それはとうてい理性ある大人の男の行動とは思えなかった。
君は今や完全に単なる一匹のマゾ豚だった。

君はそんな最低な姿を晒しながら、間もなく呆気なく射精した。

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